草津旅行記～ストリップ2

草津旅行記
Seさん登場

はて、あと「Se」さんという人がいるみたいだけど・・・・。

閉演は２４：００までだし、
私とヘイボー君はしばらく待つことにしました。

そしたら、さっき千円払うって言ってたとっつぁんが

態度大とっつぁん
「おい、お前ら、逃げた方がいいぞ。」

何が来るんだ！

態度大とっつぁん
「次、すごいのが来るから。」

とっつぁんは恐怖におびえる目で私たちに訴えました。

前からのリサーチでこの草津ロックに行った人の感想で
「お母さんに会って来た」という恐怖のコメントを見て以来、
草津ロックには60歳がいるんだ、信じて止みませんでした。

そう、ヒロ君に６０歳のおばさんかもしれないと言ったのは、
ネットで調べまくったこの私。

もしかして、Seさんが６０歳で、
これからその人が出ると言うのか！？

べに
「あの、何歳くらいの人が来るんでしょうか・・？」

そのとっつぁんは少し悩んで言いました。

態度大とっつぁん
「オレのおふくろぐらいの年齢かな。」

６０歳決定！！ヾ(*ﾟ∇ﾟ*)ノ

まじかよー！！

とか思ってたらここで異変が。

１５人くらい居た客が、みんな帰っていく！！
態度大のとっつぁんも合わせてみんな帰っていく！

どういうことだ！？あれだけ盛り上がっていた会場が、
もはやオレ達を含め４人しかいない！

一体、何が来ると言うんだ！？

？？？
「はい、みなさんこんばんはー！」

千と千尋の湯ばーばみたいな声を発しながらオヴァチャン登場。
黒のちょっと透けてるキャミソールがちょっとセクシーと思いきや、
百科事典より厚い化粧をコーティングし、
思いっきり若く見せようと努力している一人の女性が現れました。

ああ、そりゃみんな帰るわ

悟った。全てを悟った。

いや、ストリップから逃げてったお客達の心情を悟ったのではなく、
人生を悟った気分でした。人の道を究めたね。

多分この人がSeさん。
後でネットで調べたんですが、ストリップ界では人間国宝級だとか。

とにかく、ものすごくこの場に居てはいけない雰囲気でしたが、
私とヘイボー君は入ったばかりなので、
ここで退出するのも勿体無いです。

別に食われるわけじゃないし、
閉演となる２４：００まで一時間弱だから、
魂抜けながら見てようということになりました。

会場に残ったのは、

・白髪の目立つかなり細身のとっつぁん。50歳半ばくらい。
・ちょっと若め、２４くらいの兄ちゃん。
・昼間温泉でフルチンでこけたヘイボー君
・ジェントルメンであり巫女マニアのべにさん

というある意味最強の４人衆！

とりあえずこれから何が始まるんだろう？と思いながら見ていると、

Se
「これから私のショーがはじまります。
はい、皆さん前に来て下さーい！！」

と残った客を前の席に移動させようとしている。

Umのときはおっさんバリケードが張り巡らされていたステージ前の席は、
今やオレやヘイボー君たちが存在を許される場所。

Se
「ほら、前に来てよ！折角なんだから楽しんでいって！！」

何か、ここまで来ると逆に可哀想でね、お客さんはみんな帰るわ、
６０歳くらいのその女性のショーを物珍しくて遠くから見てるだけな状況が、
何かとっても可哀想に思えてきたんだよね。

折角だから、というのもあったけど、
オレとヘイボー君は「じゃあ行こうか」という感じで
ステージの前に行きました。

白髪のとっつぁんは最初からステージ前にいたので、
オレとヘイボー君ととっつぁんは三人並んでました。

もう一人、若い兄ちゃんは
「いや、オレはいいっス」とか言ってた。アンタ、正解かもな！

その兄ちゃんが頑なに、
それこそ
「ステージの前には行くなって、医者に止められてるんです！」
みたいなそんな勢いで後ろの席から動こうとしなかったので、
ここからSeさんのショーのスタートとなりました。

Se
「はい、好きなの選んで！！」

Seさん、カゴから野菜や、野菜のおもちゃを並べました。

何するんだろう？と思い、各々野菜をチョイス。
ちなみに私は大根っぽい野菜のおもちゃを選びました。

Se
「まずは、皆さんに私の舌技を体験してもらおうかな。」

と言って、白髪のとっつぁんに、指二本を出させる指示を。
とっつぁんは指を出すと、
そこにSeさんはコンドームを装着させました。

で、その指をパクッと口に。
どうやらSeさんの華麗なる舌テクニックを披露しているようです。

いや、コレ、若いギャルにやられたらもうクリティカルヒットなんですけど、
Seさんにしてもらっても、「何か指が変」って思う程度ですよ。

実際、ヘイボー君、オレと順番が回ってきて指舐めしてもらいましたが、
やってもらっている間、もっと若かったら・・・とガッカリしていました。

でもこの人、この芸（？）を結構長くやってるみたいで、
手の質で男の素性を当てるというすごい能力を持っておりました。

私なんて、妹が居ることをビシッと当てられました。
何でも、やさしい手をしているからだそうです。そ、そりゃどうも・・・。

さて、一通り舐めてもらって、
ここから何が起きたかというと、例の最初に選んだ野菜。

これに、Seさんコンドームを装着させます。

で、そこにローションを垂らしました。

そしたらSeさん、オレに向かって股開くんですよ。

Seさんパンティ装備してませんでしたからね。

いやあ、私という華麗なる紳士が運営するブログに、
破廉恥なワードを掲載するわけにはいきませんので、
便宜上、「Seさんホール」と言わせていただきます。
何だよ、思いっきりストレートな表現じゃねぇか。

というわけで、Seさんホールが私の前でオープンとなっております。

Seさん
「はい、どうぞー！」

いや、どうぞって言われても・・・。

まあ、やることはただ一つですよね、

手に持ってるのはぬるぬるの野菜のおもちゃ。
で、目の前でオープンになってるSeさんホール。

はい、入れました。ああ、入れたさ！！！
だってそういう遊びでしょ！？

そうだ、これは遊びなんだ！
おばさんに野菜を食べさせる遊びなんだ！！

くそっ、全然面白くない遊びだぜ！

まあ、しばらくグチュグチュやって終わりです。
いろんな意味で虚しさだけが残りました。

さて、私が野菜食べさせごっこ終わったときに、
ここで思わぬ来客が。

とっつぁん７人くらいのご来場です。
みんな仲間内なんでしょうかね？仲がよさそうでした。

そしたら、さっき一気に客に逃げられたSeさんがおおはしゃぎ！

Se
「はい、いらっしゃーい！」

Seさんは、新しく来たとっつぁんに野菜を選ばせました。
ああ、これをみんなにやらせるのか・・・。

７人くらい来たので、私とヘイボー君は会場の端の席、
最初から居た白髪のとっつぁんの後ろの席に移動しました。

Seさんは、最初私たちにやったみたいに、
舌技→野菜食べさせごっこをやってました。
ただ、やっぱり手を見て人の素性を当てるのはすごい技術らしく、
とっつぁんの一人、姉がいることを当てました。
姉か妹、ではなく、姉と断言。これには普通に尊敬する。

このとっつぁん達、どうやら同じ職場の人らしいです。
証拠に、一番歳とっていそうなとっつぁんを
みんなが「社長！」とか言ってました。

さらには「部長！」や「工場長！」という声も聞こえ、
挙句の果てに「平！」とか言われてる人もいました。
ちょっと笑った。

さあ、一通りみんなから野菜を食べさせてもらったSeさんは、
ステージの真ん中に立つと言いました。

Seさん
「手か足、入れたい人！！？」

おお、これがこの人の十八番技能、
「エクスタシアファニーSe’ｓスペシャル」か！！

ごめん、勝手に意味不明な名前つけた。

今回の旅行にあたり、
ストリップに関しては特に力を入れて検索したんですが、
このSeさん、手や足をSeさんホールに入れて
締め上げるというスキルを得意技にしているようです。

ただ、いきなり言われても何のことかわからなかったので、
会場中が普通に沈黙に包まれておりました。

Se
「これね、一人1000円いただくんだけど、
お客さん、すっごい喜んでくれるの！」

うおう、1000円！？せ、1000円！？
オレの大好きなセブンイレブンのカリカリダブルチーズが
９個も買えて、おつり５５円くるじゃないか！！！

しかし、微動だにしない会場の面々。この根性なし共が！！

って思ってたら、ヘイボー君が急に動き出した！！

そして、今オレらの前に座っている、
最初からいた白髪のとっつぁんをつかまえ、

ヘイボー君
「会長！！　会長、お願いします！！！」　

そう、何の変哲もない、ちょっとガリガリの白髪のとっつぁん。

新しく入ってきたお客が「社長」だの「部長」だの言っているのに便乗し、
そのとっつぁんをヘイボー君は会長に仕立て上げたのだ！！

ここで奇跡が起こる。

オレもヘイボー君のノリに賛同し、
目の前のとっつぁんを会長と呼び、囃し立てた！

するとどうだろう、

新しく入ってきたその同じ職場であろう７人の面々も、
その急遽会長へと上り詰めたそのとっつぁんを、会長と讃えだした！

「会長！！」（パチパチパチ！！）

「会長！お願いします！！！」（パチパチ！）　

一瞬にして、その場の男たちは連携を組んだ。

一人のとっつぁんは、この夜、会長となったのだ！！

まあ、急にドキュメントドラマみたいに語ってしまいましたが、
それでも25歳くらいの兄ちゃんは全く動きを見せませんでした。

いきなり会長に抜擢されて、気分を良くしたのかそのとっつぁんは、

会長
「よし、やるぞ！！」

と、サイフから1000円取り出しました。おお、さすが会長！！

この瞬間、オレ、マジでストリップ来てよかったって思った。
別にエロ目的でよかったって思ったわけじゃない。
それだったらもっと別のお店行くわ。巫女のイメクラとか。

そんなんじゃなくて、
この一瞬で連携を組み、場の空気を盛り上げるとっつぁん達。
この姿に感動した。

ヘイボー君以外は、周りみんな知らない人だけど、
この夜、この時間だけは、とっても仲の良い知り合いみたいな、
そんな感じがしたんだ。

本当に面白かった。

～～～～

会長はSeさんに1000円を払った。

会長は足を入れてもらうことにした。

コンドームを足にかぶせ、またローションを垂らす。

イスに座ってる状態から足をステージの上に投げ出し、
かかとを視点に、つま先が上を向いている状態。

で、その上からSeさんが座るように乗り、
足をSeさんホールへズームイン！みたいな感じになりました。

会長
「おお・・・おおおう・・・・。」

と、会長ご満悦。よかったですね！

そしたら、

Se
「じゃあ締めるよー！」

とSeさんが言った３秒後。

会長

「うおっほーう！！」

どうした、会長！？

会長に異変が起きました。
　

ヘイボー君
「会長、どうしました？」

会長
「やばい。これやばい！」

どうやらその締め技がとんでもない破壊力を秘めているようです。

そんな会長のリアクションに、社長達も誘発され、

社長
「お、オレ手がいい！」

工場長
「オレは足！」

と、すこぶる大盛況を見せるSeさんの
エクスタシアファニーSe’ｓスペシャル。

社長達も会長と同じ反応を見せている中、
会長はオレやヘイボー君に向かって、

会長
「いやあ！今のね、ホントにいいよ！すっげえ良かった！！」

良かったですね、会長！
オレらはSeさんを見ているだけでテンションダウンだというのに！！

社長達もご満悦でした。そ、そんなにすごいのか！？

～～～～～

Se
「他にいませんかー！？」

一通りエクスタシアファニーSe’ｓスペシャルをしまくったので、
アンコール？を募るSeさんでしたが、
名乗りをあげる人は居ませんでした。

Se
「じゃあこれで終わりまーす、ありがとう！」

そういうと、Seさんは野菜が入ったかごを持って
ステージの奥へ入って行きました。

会長
「いやあ、ホントよかった！」

うん、わかったから。

＞6：ストリップ3