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2009年6月18日 (木)

嬬恋キャベツ紀行

こんばんは、べにです。

 

最近やることなくてですね、オンラインゲームもしてないし
戦国ランスも遊びきった感があるし(オロチ倒してないけど)
カラオケは毎日行ってられないしで、
家にいると、虚空な時間がどんどん刻まれていくんです。

 

何ていうか、やることないってすごい空しいじゃないですか。

いや、厳密にはあるんですけど、
それらは後回しに出来るというか、
今やらなくても、っていうか。
ぶっちゃけめんどくさい。

 

今このヒマを持て余したい、って訳じゃないんですけど、
このヒマを利用して何かしようかなーって思うんですよ。

チキンカレー作りたい。

イラスト描きたい。

巫女さんの写真撮りたい。

様々な思惑が交錯するんですけど、
どうも実行に移さない。

ホント、オレ、何がしたいんだろう。

 

~~~

 

というわけで。
私、趣味は小旅行と言えるくらい
フラフラと県外に行ってたんですけど、
最近どうも行かなくなった。

旅行記だって昨年末の群馬旅行記が最後。

 

こんなのべにさんじゃない!!

 

って、自分が一番痛烈に感じます。
なので、先日のお休み、
急遽群馬へ行ってまいりました!

 

昨年末の下仁田ネギ旅行のときに、
Ks係長が「嬬恋キャベツ」の存在を教えてくれました。

当時は「え~、きゃべつぅー?」って感じでしたが、
美味しんぼで、
キャベツの芯が甘い!みたいなシーンを思い出しまして、

キャベツ食べたい!芯を食べたい!

とか意味不明なことを思うようになりました。

 

その時は冬だったので時期じゃないのですが、
今は夏に近づきつつある!そう、キャベツ!
この勢いなら言える!

 

 

今が旬!

 

 

というわけで、

本当に思いつき。

 

全く下調べしてない。

 

夕方からヘイボー君たちとカラオケ!

 

こんな状況の下、群馬県へ旅立ちました。
アホすぎる。途中で事故ればいいのに。

  

~~~

 

朝9:30出発。

群馬県嬬恋町・・・え、村?
まあいいや、嬬恋へは下道で約4時間半

ヘイボー君達とのカラオケは18:30からです。

 

うん、そうだよね。小学校の計算だよね。

9時半出発で、

下道往復9時間かかるんですよ。

で、カラオケは今から9時間後。

 

 

要するに下道で行ったら、

 

 

 

 

嬬恋に着いた瞬間 

 

帰宅しないと間に合わない。

 

 

滞在時間0秒ですからね。

 

何かもう想像するのもおっくうなんですけど、

べに
嬬恋に着いた!帰るか!

って話ですよ。何それ。

 

~~~~~

 

仕方ないので高速ぶっ飛ばすことに。
月曜休みなので当日は日曜日ではなく、
ETCは1000円じゃないのですが
涙を飲んでゲートをくぐりました。

 

何か色々ETCの割引条件も変わったみたいで、
調べてないんでわからないんですけど
平日は通常30%オフで、
通勤・帰宅時間帯が50%オフだとか。

ETCってすごいね・・・。

 

カラオケの練習のために、
歌を歌いながら高速道路を走ります。

群馬県なんて何回も行ってるので
もうほとんど見覚えのある景色ですよ。

 

あー、そうそう、今回一人旅です。
久しぶりの一人旅。寂しいよう・・・。

 

そんなこんなで高速使って約2~3時間後。
嬬恋に到着しました!

 

Tumagoi1

キャベツキャベツキャベツ!!

 

やっぱ嬬恋はキャベツだよな!
このキャベツ畑を見ないと調子でないぜ!

 

Tumagoi2

キャベツキャベツキャベツ!!

 

新潟県でも似たような風景見れますけどね。
こっちは田んぼですが。

 

さて、とりあえず到着一番に
嬬恋観光協会に駆け込みます。

本当に何も調べてないので、
そこでパンフレットとかをゲットしてこの地を探索するのです。

 

っても、パンフレット読むぐらいじゃ
嬬恋の「つ」の字も理解できないと思うので、
観光協会の・・・・うん・・・お姉さん・・・だな。
うん、お姉さんに聞いてみました。

 

 

べに
すみません、嬬恋キャベツ食べたいんですけど!

 

 

 

 

 

お姉さん

まだ早いですよ。

 

 

 

 

 

 

終了のお知らせ

 

 

 

 

 

何て言いますか、この絶望感というか、
何しに来たんだろう感みたいな。
あなた達にわかりますか?

  

まあね、そりゃ下調べが甘かったオレが悪いさ。
でもさ、「そりゃないぜ。」の一言も言いたいさ!

 

何だろう、ヘイボー君は、このご時世を憂いて
何処へ行っても、何をしようとしても金が掛かることから

 

あっち行っても金、こっち行っても金

 

という、心に残る名言を残しましたけど、オレなんて

 

あっち行ってもネタ、こっち行ってもネタ

 

ですからね。救えない。

 

勝手に嬬恋に来て、時期尚早故の落胆。
そこでガッカリしても、観光協会の人も困るわ。

何かもう目的達成されないじゃないですか。

私もいい大人なのであきらめるしかないじゃないですか。
人生とか。 

 

まさか冒頭で書いたことが現実になるなんてね!

 

べに
着いたけど帰るか!

 

滞在時間約3分。 

もはやここまで!と覚悟したとき、
一筋の光明が差し込んできました。

 

お姉さん
「そういえば、そこの大手スーパーで
 嬬恋キャベツが並んだ、って話を聞きましたよ!」

 

 

マジで!?

 

 

やった!これで一先ず目的は達成される!

ホントは農家から直接買い付けたかったんですけど、
7月にならないと路上販売しないそうなんですよ。

嬬恋では恒例らしい「嬬恋キャベツマラソン」とかいう
イベントも、キャベツの出来が遅れることから
例年より一ヶ月時期をずらしたそうですし。

 

とりあえず、電話番号教えてもらって
嬬恋の農家に電話したんですけど、
何ていうか、電話に出んわって言うか、
嬬恋の土になってキャベツに貢献した方がいいような
状態でしたので、いよいよキャベツはスーパーで買うことに。

 

~~~~

 

折角遠方に赴きましたので、
 

▽温泉
▽名物料理
▽お土産

 

これらは当然外せませんよね!

さっき観光協会からもらったパンフレットで、
良さそうな日帰り温泉の場所があったので行きました。

 

Tumagoi3

確かバラキの湯?だったかそんな名前。

最初は違う場所が目的地だったんですけど、
カーナビに従って進んだら行き止まりだったのでここにしました。

料金500円。

コインロッカーが100円戻ってくる方式のやつなんですけど、
いるんですよね。100円忘れる人がさ。

私、こういうコインロッカーで取り忘れ100円の
ゲット率が80%超えているのです。
うん、今回も100円ゲットした!

 

お湯は打たせ湯なくてガッカリでしたけど、
確かヒノキの浴槽でいいお風呂でしたよ!

 

さっきの100円でいちごオレ飲んで
食事どころを模索します。

 

~~~~~

 

パンフレットというか手書きが涙ぐましい
観光案内の紙を見ていると、
一つの事実に気がつきました。

 

群馬って上州牛、豚のおかげなのか、
結構トンカツとかカツ丼とか、
そんなのが有名らしいんですよ。

ええ、カツですよカツ。

 

カツの付け合せといったらキャベツの千切り!
そしてここはキャベツのホーリーランド、嬬恋!

 

現地で獲れたてのキャベツが食べられるなんて!

 

こうして、とあるカツ丼屋さんに行くことにしました。

 

そうそう、その前にお土産のキャベツ買わなきゃね!
と思ってたら、嬬恋農協の建物が。

そうだ、農協に聞いてみるか。
JA嬬恋に入ってって、

確か「ローン相談」とか書いてある窓口へ。

で、私が言うわけですよ。

 

 

 

べに
キャベツ買いたいんですけど。

 

 

 

ローン相談係
は?

 

 

 

 

ですよね。

 

よく考えたら、キャベツ買うためにローン組みたいのですが
って言ってる様なもんじゃないか。

農協だからって農家直結、っていう考えが甘すぎた。
案の定キャベツの話とか全く出来なかったので、
近くにあったスーパーでキャベツを買うことにしました。

 

入ってすぐの野菜コーナーに、山積みのキャベツが!
ポップには「嬬恋産キャベツ はるかぜ 入荷!
という頼もしい文字があるじゃないですか!

近くに店員がいましたので

 

べに
「あの、これって有名な嬬恋キャベツですか?」

 

店員
「え?・・・はい、嬬恋キャベツですよ!」

 

みたいな、地元の人なら絶対聞かないような
質問を恥もなくぶつけ、返ってきた言葉に大喜び!

 

 

 

よし、キャベツ買うぞ!
お土産に嬬恋キャベツを買うぞ!!

 

 

  

 

スーパーで。

 

 

 

 

うん、わかってた。何か違うなって思ってた。

スーパーでお土産て。

 

レジに並んで、お会計600円払ったときに気付いた。

買い物カゴからビニール袋にキャベツ
移し変えてるときにもっと切実に思った。 

 

 

お土産買うにしたって雰囲気ってのがあるじゃないですか。

何かさ、「お母さんのお使いでキャベツ買った」みたいな
感じがして、これをお土産として渡すのが
すっごく申し訳ない気がしてきたんだよね。

 

もう「群馬県嬬恋産のキャベツ」ってより、
普通に「スーパーで買った、ただのキャベツ」を
お土産として渡すような感じがして、
これでいいんだろうか・・・って不安になったんだ。

 

 

Tumagoi4

お土産として渡す前のキャベツ。

 

これを「お土産です」って言い切って渡す人間の気持ちを、
あなたは考えたことがありますか?

 

~~~~~~~~~

 

まあ、一応目的は達成したので、
次にキャベツを渡せなかった人のために
またお土産を買います。

何か「嬬恋キャベツせんべい」ってのがあるらしいです。
なんだ、それ買えば万事OKじゃん!?

意気揚々とお土産屋に乱入。

 

おばあちゃんに
嬬恋キャベツせんべいください!」と言いました。

 

まあこの後、例によって「夏にならないと出ない」とか
無慈悲な言葉を浴びせられることになるので割愛。

すごいな、結果がパターン化してきたぜ。

 

せめて食事だけでも、と、
最後の望みのカツ丼屋さんに行きました。

 

 

思えば散々な嬬恋紀行だったじゃないですか。

時期は早いと言われ、
農家も電話にでねーし、
キャベツのローン相談に行くわ、
スーパーでお土産を買うわ、
キャベツせんべいもまだ出てないわ。

ホント、何一つまともなことがないじゃないか!

 

そう、だからこそこのカツ丼屋で一気に挽回!
有終の美を飾ろうじゃないですか!

 

 

ちょっと待った!

甘いですよ、甘ちゃんです。

ちゃんとそのカツ丼屋は営業中でした。
定休日というオチではありませんよ。

 

 

お店に入ると客は誰一人いなかったんですけど、
まあ時間だって14:40分でしたからね。

 

メニューを見ると、素晴らしいことが書いてありました。

 

当店 特製カツ丼!

特産キャベツ山盛りです!!

 

 

キタコレ。ついに来た。

どうやらここで有終の美を飾れるようです。
長かったなあ・・・。

 

おばあちゃんにその特製カツ丼を注文します。
ヤンジャン読みながら待つこと数分。

 

 

ピロリロリロリロ リロリロリー♪

 

 

何をレンジで温めたんだい?

おいおい、何かいやな予感しかしないぞ。
カツ丼なんてカツとキャベツしかねーじゃねーか。
あれか?冷ご飯温めたのか?

 

色々と不安になり、ブログのネタ決定だな、
とか思いながら更に待つと、ついに運ばれてきました。

 

 

Tumagoi5

OH! VERY 質素!

みそ汁すら付いてこねぇ。
これで700円か・・・みんな、どう思う?

 

さっきのレンジが何を温めたのかわかりませんが、
油でジューとかカツを揚げる音が聞こえなかったので
もしやとは思うんですけど、
まあキャベツ食べに来たんですから、OKとしましょう。

 

とりあえず実食。

食べてみると、カツ丼、すっげぇ美味しいです。
ムカつく旨さ。何て言うんだろ後引く味というか、
余韻が素晴らしい味なんですよ。

 

ソースがいい仕事してると思うんですけど、
まずカツ自体が素晴らしい。

 

ボロクソ書きますけど、すっげえ薄い。
こんな薄く作る方がコストかかるだろってくらい薄い。
しかも3切れしか入ってない。もうカツ丼ではない気がする。

でも、かじると香ばしいいんです。
悪く言うとコゲてるんですけど、ソースのおかげなのか
このカツの製法にあるのかわかりませんが、
とにかく味は秀逸だったのは確かです。

 

それでですね、キャベツ。
嬬恋産のキャベツですよ。

これがまた甘くてシャキシャキで美味しい!

ソースの味がキャベツの甘みをさらに引き出すようで、
本当にモリモリ食べられるカツ丼でした。

 

いやー、本当に美味しかった!

カツも薄かったけど美味しかった!
そして目的の嬬恋キャベツも食べることができた!

 

うん、これぞ有終の日!
終わりよければ全て良しですよ!!

 

おみせのおばあちゃんに「ごちそうさまでした!」と言います。

おばあちゃんがお会計の金額を伝えに来たので、
最後にお礼を言います。

 

 

べに
「いやあ、カツ丼美味しかったですよ!」

 

おばあちゃん
「あら、ありがとうございます!」

 

 

 

べに
この嬬恋キャベツ、やっぱ美味しいですね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おばあちゃん

 
これ千葉県産だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の使えよ 

 

 

ねえ、泣いていい?
そろそろ泣いていいよね。オレ、たくさん我慢したよね? 

 

 

あのね、メニューに「特産キャベツ」って書いてあったわけよ。

キャベツ有名なところで特産キャベツって言ったら、
誰だって嬬恋キャベツって思うじゃん。何その表現の自由。

 

 

ここまで来るともう、どうでもよくなって、

 

べに
「そ・・・そうっすか・・・。」

 

って生気のない返事しか出来ませんでしたもん。

 

やっぱりまだ嬬恋キャベツは早かったらしく、
個人商店が手に入れられるほど流通してないようで。

クソッ、最初に言ってほしかった!!! 

こうして最後の最後まで素敵な出来事は起きず、
そろそろ戻らないと本当にカラオケに遅れるので
帰路に着くのでした。

 

嬬恋、多分もう行かない。トラウマ。

 

~~~

 

はい、以上が嬬恋に行ってきた詳細になります。
これ以上、嬬恋について語るつもりは微塵もないです。

カラオケの会場に着いたのも18:15分。
まさしくギリギリ到着でした。

 

そんなこんなの一日でした。
すげーハードスケジュール・・・。

 

 

=============

※ お知らせ ※

貯めてたネタを全て放出しましたので、
そろそろちょくちょくほのめかしていた
人生最大のお話をします。

下準備がたくさんありますので
更新まで時間かかります。

小ネタはちょいちょい更新するかもですけど、
その人生最大のお話は
やっぱり長文です。お覚悟くださいまし。

 

 

では、べにでした!

 

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コメント

キャベツ買うのにローンにしないの?一括?マジで?うわぉ、リッチメーン♪


あ、お土産ありやとやんしたw
でもどうやって食べるのがベストか考えてたら、まだ放置という有様。
くっ…!どう食したらイイんだ…!!海原さん教えて!( ̄□ ̄;)

投稿: 嬬恋めがね | 2009年6月19日 (金) 21時25分

男は黙って!


まるかじり!


わざわざ生で食べづらいものを無理して食べることはない、
ならば最初から生で食べて旨い物を食べる。
これがサラダの真髄なのだ!!

って感じでどうですか?
うちの部署の試食会では塩ふって食べましたよ。

投稿: べに | 2009年6月22日 (月) 23時47分

べにさん、こんにちは。

変わらず、楽しいお話、
いつも…ちょこちょこ……結構かなり久し振りに楽しみました。

人生重大の?話??


うーむ( ̄〜 ̄;)
気になって眠れない


ってことは無いですけど(笑)


でも、なんだろう。


楽しみに待ってます(^^)v

投稿: にゃんこ | 2009年6月26日 (金) 21時59分

>にゃんこさま
これはこれは!

いつも?
ちょこちょこ?
結構かなり・・・?

ええと・・・・お、お久しぶりです。
変わらずどうしようもない内容ですが、
楽しんでいただけたのでしたらこれ幸い。

人生最大の話ですが、楽しみにされて寝不足になり、
「お肌荒れちゃったじゃない!
 ヒアルロン酸入りサプリメント150箱送りなさいよ!」
と言われたら涙を流しながら梱包作業に勤しまなくては
いけなくなるので、代わりに次のお話を楽しみにしてみてください。

次のお話は旅行記です!

投稿: べに | 2009年6月30日 (火) 00時15分

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